僕のオートバイ評

僕が最初にオートバイに乗ったのは16歳の時で、スズキの「RG50」でした。
友人のオートバイでしたが、それまで自転車しか知らなかった僕にとってエンジンの付いた、こがなくても前に進むこの乗り物に心を奪われてしまいました。
当然小遣いで買える金額でもなく親も反対していたので買ってくれるわけもありませんでした。

そんな僕が最初に買ったオートバイが、ヤマハのMR50でした。
このページはそんな僕の乗ってきたオートバイを僕なりに批評していくページです。

別にテストライダーをやっていたわけでもなく、特にテクニックが優れているとは思えませんが参考にして下さい。


ヤマハ MR50

僕が17歳で最初に買ったオートバイです。
バイトのお金を貯めて¥35,000で高校の友人から紹介で買いました。
このオートバイはエンジンの調子も良く地元では負け知らずでした。
最高速もメーター読みで95km位まで伸び、当時発売されたばかりのホンダ「MB5」にも負けませんでした。
エンジンをいじり始めたのもこのオートバイからです。
ヘッドを削って圧縮を上げてみたり、ポイントをいじって点火時期を変えてみたりと色々とやりましたが今考えるとかわいいものでしたね。
このMRのエンジンは今でも僕の「RD50レーサー」に搭載されている現役のエンジンです。


ヤマハ RD50

友人が乗っていたオートバイで、新車を買ったときに¥5,000で譲ってもらいました。
チャンバーが付いていて、整備もいいかげんだったようで普通に乗るには手間がかかりそうなのですぐにばらしてしまいました。


ヤマハ TY50

これは近所の解体屋で見つけて購入し、販売証明書をもらって登録しました。
当時こんなことをしている学生はほとんどいなかったので変わり者に見えたでしょうね。
でもこのTY50を買ったことでオートバイの遊び方が分かったような気がしました。
エンジンが焼き付いていたので、上のRD50のエンジンを積んで走り回っていました。
いま思うと白に緑のTYなんて他で見たことがなかったなあ・・・


ホンダ XL250SA

僕がはじめて新車で買ったオートバイです。
バイトのお金と祖母に借りたお金で買いました。
最初は250ccなのに130km位しか出ずに遅く感じましたが、絞り出した95kmと違い余裕があることの安心感を教えてくれました。
当時の「CR250」にも採用された23インチの前輪は国産車で最大で、ホンダも走破性を前面に出した宣伝をしていましたが、「CR」すぐに21インチになってしまいました。
何と言っても、あのハンドルを切り返すときの感覚は他では味わえないでしょう、110kmを超えると確実にハンドルが触れ出しアクセルを戻さない限り収まりませんでした。
一度ハンドルをコンチに変えたことがありましたがその日に戻しました、まったく曲がれなかったからです。
でもオフロードブームのおかげでいろいろな社外パーツが出ていて、フォークスタピライザーを付けました。
そうしたら何と130kmでもハンドルは振られず、峠道でも深いバンク角を生かしてオンロード車を追い掛け回すことができるようになりました。
いい気になってイタリヤの「マルゾッキ」のリヤサスを奢って峠を走り回っていました。


カワサキ AR80

XL250SAでオンロード(?)に目覚め、今度はカワサキ「AR80」(初期型)を新車で購入しました。
これは以前買ったTY50を下取りに出して買ったので友人からわらしべ長者と言われました・・・(¥35,000で下取りしてくれました)
「AR80」はとにかく良く走るオートバイでした。
エンジンのパワーに充分勝る足回りを持っていて峠道でとても楽しく走れました。
混合にしたり(余り効果はなかった)色々と遊びました。
このオートバイのおかげでサスペンションやエンジンとのバランスを理解できたように思います。
特にシートに座っただけで大きく沈み込むリヤサスはリバウンド側の重要さとダンパーの働きを、細いフロントフォークはハンドルに余計な力をかけずに走る方法を教えてくれました。
できれば手放したくなかった・・・


ヤマハ RZ350

「AR80」を下取りに出して購入しました。
正式には2型(3本ライン)になりますが、販売店に頼んで初期型の黒の外装にしてもらいました。(お金はかかりませんでした)
サイドカバーのシールも350用を買って金色に加工して貼ったので、どこから見ても純正の黒の350ができました。
強烈な加速と白煙、そしてGを感じてのコーナリング、どれをとっても申し分ありませんでした。
純正のTT100もたまらずに流れ出すパワー(今考えると純正のTT100はコンパウンドが違うと思うけど)はタイヤに関しての勉強をさせてくれました。
毎日のように走るのは当たり前ですぐに減ったタイやをミシュランの「A48」、「M48」に換えました。
このタイヤはすごくグリップするのではなく、流れ出しが穏やかで恐怖感無くスライドさせることができました。
つまりハイグリップだけではだめだと言うことを感じました。
フォークスタピライザーも付けましたが、フロントに余計な力をかけずに走ればハンドルの振れも無くなると知り、バネ下を重くするようなものは外そうと思うようになりました。
この「RZ−350」は車検が切れてしまいRZ−250を購入しましたが、現在では手放してしまいました。


ヤマハ RZ125

会社を辞めると決まってから買ったバイクです。
残念ながらすぐに盗まれてしまい未だに出てきません。
1ヶ月くらいは会社の通勤に使いましたが、通勤時間の短縮を実現できたのもこの125のおかげでした。
軽くてパワーがあってブレーキがきいて、言うことが無いオートバイでした。
フロントの16インチが少し軽すぎるハンドリングを感じさせましたが、その分オートバイは後輪で走るんだと教えてくれました。
コーナーの出口でフロントが浮き始めてもそのままフル加速ができるバランスを体験できました。
もう一度乗りたいですね、楽しいオートバイです。



こんなことを書いているといくらでも文章が出てくる、何で作文が嫌いだったんだろうと思います。
今日はこれくらいで寝ま〜す。